書評:『北朝鮮と人々の暮らし−謎の国家 北朝鮮の姿−』 宮塚 利雄
北朝鮮について知りたくて読書。
北朝鮮建国からの歴史や現状、そして人々の暮らしまで幅広く知ることができる。
北朝鮮通史や実情を知るための資料としても読む価値は高い。
日本としては日朝交渉、国交樹立の前提として拉致問題解決がある。
しかしながら、当の北朝鮮が向いているのは実はアメリカだけだったりする。
経済面で中国に大きく依存するも最終的に中国は北朝鮮を攻めないことを知っているため北は中国を上手に利用し続けている。中国にも北を生かさず殺さずの価値はあるので本氣で制裁をしたりはしない。妙な利害関係だ。
結局のところ、日中韓がどんなに力を合わせても北朝鮮問題は解決できず、悲しいことにアメリカ次第となる。アメリカの新政権が誕生し、本格稼働するまで日朝関係の進展もないと思われるのは実にもどかしい。
日本は拉致問題があるため、拉致問題を前提とした報道となっているが、中国や国交があり経済交流もある欧州諸国は、北朝鮮に対してまったく別の思案を持ち、日本では考えられない報道をしている国があるのも現実だ。
今の中国から見ても北の安い労働力は魅力だそうし、中国の内需が停滞している衣類や靴、化粧品、白物家電、果物などを売り込む市場の将来性も大きいと考えてている。
日本や韓国の専門家の見解に加え、色々な国の北朝鮮についての見解や見方も知っておくことはあの国の姿を少しでも知るために重要。
また、仕方ないのかもしれないが掲載写真はカラーで見たかった。次は著者のあっと驚く北グッズを紹介しながら人民生活にフォーカスした内容を期待している。
読書時間:約1時間15分
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書評:『きっとうまくいく魔法の言葉―デール・カーネギー 幸せはあなたの手の中にある』 斎藤 広達
精神を図太くしたくて読書。
デール・カーネギーの解説本。興味はあるけど本編は分厚いからハードルが高いという人向け。
デール・カーネギーが日本で愛されているのは、多くの日本人の共通認識である武道、武士道などへも影響を与えたと思われる道教に通じるものがあるからではないか。
思い出すのも辛い過去はオカクズ。本当に起こるか分からない将来の問題、楽しいだろうと想像する未来よりも今を生きることが重要だと述べている。
今、この瞬間を全力で生きること。しっかりと考えて、自分を客観的に冷静に分析しながらできることに全神経を傾けること。
小人閑居して不善をなす
読書時間:約30分
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書評:『目標実現のための最速ルール41 「カレーライス」の方程式』 古市幸雄
カレーライスの方程式について知りたくて読書。
うまく行っている人をロールモデルとして真似する。
うまく行っている人にはそれなりの法則やルールが存在する。
自己分析、自己客観視に常に取り組む。
インプットとアウトプットを繰り返して複利効果を作っていく。
いいレシピを手に入れてしつこいくらい徹底的にその通りに実行する。
モチベーションの維持の仕方についてリマインドさせてもらった。
読書時間:約40分
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書評:『中国バブル崩壊』
中国バブルについて知りたくて読書。
2015年10月発売の本なので情報が新しい。今後、参考になりそうなキーワードも豊富で重宝しそう。
主に日本経済新聞の記者が執筆しているので中国経済、現状に疑問符をつけて否定的に伝えている。
最後の中国依存の韓国、台湾という章は勉強になった。
本書発売から1年、中国経済の減速はさらに鮮明になり、日本のインバウンドを当てにして特化した業種は早くダメージを受け始めている。訪日中国人、外国人だけに依存するのは高リスクなのは間違いなし。
中国が今後さらに経済が低迷すると政治闘争が激しくなり、内外へ強権的な政策が増えると思われる。その前に日本企業は、よりベトナムやインドなどチャイナプラスワンへのシフトが加速するのだろうか。
それにしてもASEAN諸国の中国依存の高さにも問題があるなと改めて感じ根の深さを痛感した。
読書時間:約1時間5分
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書評:『できるポケット+ Evernote 改訂版 (できるポケット+)』 コグレマサト いしたにまさき 堀 正岳 できるシリーズ編集部
評価:
コグレマサト,いしたにまさき,堀 正岳,できるシリーズ編集部 インプレスジャパン ¥ 950 (2011-03-18) |
Evernoteについて知りたくて読書。
今さらながら使ってみようかと。
メイン作業がPCなので、PCをベースにスマホと情報共有させたいと思う。
URLや地図、メモ帳代わりに使ってみたい。
本書は使い始めたばかりの人がまた読み直すのにちょうどいいかも。
まったく触ったこともないとピンとこない。
読書時間:約40分
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書評:『たった5分で「あなたと一生仕事をしたい」と思われる話し方』 小宮 一慶
能力向上させてたくて読書。
タイトルからだと話術についての本と思う人もいるが、もっと広く深い部分から直結するものだと説明している。
後半の文章の書き方についてが参考になる。
論理的な文章よりも「読ませる」「伝わる」文章を(p170)
情報があふれる現代で求められているのはこんな文章。
特にインターネットの記事だとタイトルとリードや冒頭3行で読むか読まないかを決められてしまう。
ネタ・事実に共感(お得感)を肉付けしてあげることで読んでもらえる文章となる。
読んでもらってナンボはライター共通の思いだと思う。
常に読者を意識すること。
良質な読書(インプット)を積み重ねること。
話したり、書き出したりのアウトプットを習慣化させること。
できる限り推敲を繰り返し文章の質を高める。
編集者を上手に利用する。
いい人間関係を築き、いいコミュニケーションをするためには、常に相手主義を意識し徹底させること。配慮や氣配りとも言えるが、常に品格、人間性向上に努力することって改めて大事と思う。
関西人的なオチをしっかりと演出することは、関西以外で育つと苦手な部分となるが、コミュニケーションにおいて相手を楽しませる、笑わせることは、相手の心を開示させる近道になるので大切なポイント。
読書時間:約35分
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書評:『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~』 細野 真宏
評価:
細野 真宏 扶桑社 ¥ 756 (2009-02-27) |
良質な情報の得方について知りたくて読書。
久しぶりに日本に1か月以上いてテレビや週刊誌などの情報シャワーを浴びている。やはりテレビは、知らず知らずのうちに楽な受け身となり、偏った、しかも、表面的な情報だけで知ったつもりになる。これが世の中の8割以上の人だと思う。
テレビに出た時点でその情報の価値は限りなくゼロに近い。本当の価値ある良質な情報を得ることが2割側に入る手段となる。
常に1つの事例、事項についてのその背景、原因を含めて「なぜ?」と疑問を持つように意識したい。
A→B→C→D=A→D
インプットしたことをできるかぎり短時間で、正しい方法でアウトプットする。
話す。書き出すが王道。
メディアで書く側の人間でもあるが、やはりテレビは思考停止にさせると久しぶりに実感。実感、危機感を覚えるだけ、海外で暮らし、テレビの洗脳から一度開放された価値は大きい。
読書時間:約45分
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