スポンサードリンク
書評:『下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか』 三浦 展
下流社会について知りたくて読書。
前書よりも統計が多く紹介されている。なるほどねと参考になることもある。しかし、なんだか妙に腑に落ちないと感じることもあり、「うーん」と唸ってしまう。潜在的に痛いところを突かれていると自覚しての反発かもしれない。
自分は下流社会の人間なんだという意識の問題であり、格差感、不満感、将来への不安などが反映した統計だと思われる。
下流社会の人ほど、反米、反韓、反中で、海外へ出たがらない。スポーツイベントなどに熱心で、日本を熱烈に応援する。ネトウヨと呼ばれる現象を見ていると、ある程度、説得力がある。いやまてよ、この現象っ現代中国の一般庶民にも大いに当てはまるのではないかとも思った。
仮想敵国を作り叩くことでガス抜き、不満を解消し、国家的なスポーツイベントに熱中し、自国大好き人間とすると、結果、反政府的な運動を抑制させることができる。
この構造が今日本でも広がりつつあるのであれば、恐ろしく思う。
『ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義』 (香山 リカ)や『愛国者は信用できるか』 (鈴木 邦男)の内容をふっと思い出し、読み返したくなる。
読書時間:約1時間
JUGEMテーマ:読書
前書よりも統計が多く紹介されている。なるほどねと参考になることもある。しかし、なんだか妙に腑に落ちないと感じることもあり、「うーん」と唸ってしまう。潜在的に痛いところを突かれていると自覚しての反発かもしれない。
自分は下流社会の人間なんだという意識の問題であり、格差感、不満感、将来への不安などが反映した統計だと思われる。
下流社会の人ほど、反米、反韓、反中で、海外へ出たがらない。スポーツイベントなどに熱心で、日本を熱烈に応援する。ネトウヨと呼ばれる現象を見ていると、ある程度、説得力がある。いやまてよ、この現象っ現代中国の一般庶民にも大いに当てはまるのではないかとも思った。
仮想敵国を作り叩くことでガス抜き、不満を解消し、国家的なスポーツイベントに熱中し、自国大好き人間とすると、結果、反政府的な運動を抑制させることができる。
この構造が今日本でも広がりつつあるのであれば、恐ろしく思う。
『ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義』 (香山 リカ)や『愛国者は信用できるか』 (鈴木 邦男)の内容をふっと思い出し、読み返したくなる。
読書時間:約1時間
JUGEMテーマ:読書
⇒ さんみげるK (11/03)
⇒ さんみげるK (11/03)
⇒ 太一郎 (10/29)
⇒ さんみげるK (01/26)
⇒ 太一郎 (01/24)
⇒ さんみげるK (08/31)
⇒ 太一郎 (08/30)
⇒ さんみげるK (08/30)
⇒ 太一郎 (08/29)
⇒ さんみげるK (08/12)